京北(きょうほく)教会ブログ──(2010年〜)

日本基督(きりすと)教団 京北(きょうほく)教会 公式ブログ

在日大韓キリスト教会<京都南部教会を訪れて>(2012)

 
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在日大韓キリスト教会 

──京都南部教会を訪れて──

2012年 10月 7日(日) 15:00~16:30


(注)在日大韓キリスト教京都教会」への訪問の、
ブログ記事は下記アドレスです。(2014年)

京北教会牧師による、各地の様々な教会への訪問記事は、以下です。


 
 2012年 10月7日(日) 15:00~16:30
 「世界聖餐日」日韓両教会合同の聖餐礼拝(第31回)
 
 主催 日本キリスト教団 京都南部地区(47教会)
    在日大韓キリスト教会 関西地方会 京都地区(3教会)

 
会場 在日大韓キリスト教会 京都南部教会

 出席者数 120名 (教団から14教会40名)
          (在日大韓から3教会80名) 
 

 
 会場の京都南部教会の皆様と日韓双方の教会の皆様、
 感謝して以下の写真と文章を掲載させていただきます。
 
 また、在日大韓キリスト教会 京都南部教会牧師の、
 李教賜先生から、当ブログ記事への
写真と文章の、
 掲載のご了解をいただきましたことを、
感謝申しあげます。
 


 
 河原町九条から鴨川の岸に沿う道に入っていくと、
 岸辺に、京都南部教会があります。
 
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 京都南部教会は1928年創立とのこと。
 以前の場所から移転して、この鴨川沿いに会堂建築されました。
 
 
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 川の向こう側の道路を通っていても、
 大きくて、すぐに目に入る会堂。
 

 

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 エレベーターやスロープ、駐車場などが完備しています。
 
 
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 日曜の礼拝は、午前は日本語で、午後は韓国語で行われ、
 それぞれに通訳があり、多様な方々に対応しています。
 礼拝堂の後部に、放送通訳室が設置されています。
 
 
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 ステンドグラスの輝く礼拝堂。
 
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 講壇前に、聖餐式の用意があります。
 今日は特別に、合同礼拝の横断幕を、礼拝堂の正面に設置。
 
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 建物の4階にある、広くて天井の高い礼拝堂。
 プロジェクターとスクリーンで、讃美歌の歌詞や楽譜などを、
 礼拝中に映しだしてくださいました。
 
 
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 だんだんと、出席者が集ってきています。

 やがて120人の出席となり、一杯になりました。皆様に感謝!

 
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 受付を担当してくださった京都南部地区の皆様、
 ありがとうございます。
 
 
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 日本キリスト教団側と在日大韓側の両方で結成した、
 合同聖歌隊の皆様が着席。
 
 前奏が終わり、合同聖歌隊の合唱が始まりました。
 讃美歌が響きます。
 
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 プロジェクターで、礼拝の式目が順番に映し出されます。
 
 
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 歌詞や楽譜も、投影されます。これはわかりやすいですね。

 
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 120人の讃美歌の歌声が響きました。
 
 
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 合同聖歌隊の美しい合唱。
 
 
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 礼拝説教題は、「隔てを越えて」。
 
 聖書箇所はエフェソの信徒への手紙 2:14~16。
 
  「実に、キリストは私たちの平和であります。
 
   二つのものを一つにし、
   ご自分の肉において敵意という隔ての壁を取り壊し、
   規則と戒律ずくめの律法を廃棄されました。
 
   こうしてキリストは、双方をご自分において、
   一人の新しい人に造り上げて平和を実現し、
   十字架を通して、両者を一つの体として、
   神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされました。」
 
 
 聖書の朗読など、一つ一つが日本語と韓国語で交互になされる。
 説教は、説教者の意志で全て日本語でなされた。
 
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 礼拝司会(右側)は、在日大韓キリスト教会 京都南部教会牧師。
 
 礼拝説教(左側)は、在日大韓キリスト教会の牧師でもある、
 「希望の家」保育園園長。
 
 
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 聖餐式も、双方から司式者を立てて一緒にあずかりました
 
 筆者は、聖餐式でパンとぶどう酒を配る係だったので、
 聖餐式のときの、会場での写真は撮っていません…。
 
 
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 (上は京北教会の聖餐式での写真)
 
 聖餐式は、イエス・キリストの言葉を通して、
 パンとぶどう酒をイエスを現すものとしていただく式。
 神様の恵みを教会でわかちあうことのシンボル。
 
 この合同礼拝は、毎年「世界聖餐日」である、
 10月第1日曜の午後に行っています。
 
 日本の教会と、韓国にルーツを持つ教会との、
 日本における出会い。
 
 あるいは、日本人と在日韓国人
 戦争の時代に関連する歴史的経過で、
 あるいはそれとは関係無く仕事や結婚や留学などで、
 日本に来られた方々との出会い。
 
 その出会い、そして聖書が示す「共に生きる」ことを、
 聖餐式を通して、神の恵みとして受けとめるために。
 
 
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 京都南部教会の正面、4階からの階段の踊り場にある、
 十字架の付いた丸窓から、大きな空が見えます。
 
 こうして、主イエスの十字架を通して、教会は天を見上げます。
 そして、天から与えられた、大切な命を思います。
 
 天に国籍を持つ、今を生きる一人ひとりの人間の命。
 その命を大切にするとき、わたしたちは天につながっています。
 
 
 聖餐式は、誰もが、イエスを通して、
 大きな空につながる
ときでもあります。
 なぜなら、イエスは神様を「天の」父と呼んだのですから……。
 
 
 
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 礼拝が終わった。日韓の双方の教会代表の挨拶と、
 出席者の属する全ての教会の紹介と拍手のあとに、
 京都南部教会の青年たちのバンド、
 「Joyful Sound」による演奏をいただきました。
 歌は、韓国の教会で作られた歌、
 「君は愛されるために生まれた」。
 
 近年、よく知られるようになってきた歌。
 各国で自殺者が増加する悲しいこの時代にあって、
 神の愛を人々に語りかける歌として作られたと聞きます。
 
 
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 みんなで歌いました。
 
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 もう一曲。“God Bless You!” 
 
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 プログラムは終了。あとはティータイム。
 
 
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 五階立ての教会堂は、上のような働きに用いられています。
 
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 三階の集会室でお茶とお菓子をいただきました。
 ご準備いただいた京都南部教会の皆様、
 ありがとうございました。
 
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 集会室の奥の右側が広い和室、左が厨房。
 使いやすく、広くてくつろげる素敵な空間になっています。
 
 
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 出していただいた、韓国のお餅。
 ヨモギ色には小豆の餡、
 白色にはゴマの餡、
 赤色には白あんが入っています。
 美味しくて、いくつもいただきました。感謝!
 
 
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 上の写真は和室から見たホール。
 わいわいがやがやと…韓国語と日本語の両方聞こえる、
 なごやかなティータイムも、そろそろおしまい。
 片付けに入ります。
 
 
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 お餅を食べているときは、とんと気づきませんでしたが、
 帰る前に、ふとテーブルの上で、
 コップに活けられた花に気づきました。
 
 赤と白。何の花かは知りませんが、
 お祝いの色に見えました。
 
 そうか、聖餐式の日は、お祝いの日でもあるのかも。
 イエス・キリストの恵みを知る、お祝いの日。
 
 そして、同じ一つの世界にあって、多様な私たちが、
 共に生きることの幸いを、一緒に信じる、お祝いの日。
 
 
 
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 鴨川べりから見た、京都南部教会。
 
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 教会を出てから、鴨川沿いに少し歩いてみました。
 
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 川べりをどんどん歩きます。
 
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 川下を見ると、夕陽の沈む直前の光が静かに照らしています。
 川沿いがずいぶん護岸工事され、整備されています。
 
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 東九条の夕陽。
 昔、この近くに下宿していたので、なんだか懐かしい。
 
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 再び京都南部教会に歩いて戻って…さあ、帰ろう。
 
 
 帰りながら、ふと考えました。
 いまと昔と、どちらが、いい時代なのだろう、と。
 
 おそらく、どちらも、そうではなくて──
 
 私たちの道のりの途中にある困難を、
 どうやって少しずつ乗り越えていくかを、
 両側からともに考えていくなかに、
 大切な、いい時間、いい時代があるように思います。
 
 
  
  
 
                                   
 
 (以下、2021年11月に追記)
 
 2021年11月25日(木)、筆者は、久しぶりに京都南部教会を訪れました。
 京都南部教会が主催する「こども食堂」を手伝うためです。
 
   京都南部教会 こども食堂 Facebookは以下をクリック。

 

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 上写真は、教会ホールでの、
 コロナ禍の前の時期のこども食堂の様子を伝える掲示を撮影。
 
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 今はコロナ禍のため、ここで食べるのではなく、
 弁当として持ち帰ってもらいます。
 この日のお客さんは120名でした。
 
 焼き鮭にすだち、筑前煮、白菜のあえもの。
   とてもおいしくいただきました。(筆者は、まかない飯で)
 

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 ホールに、こども食堂の1年ごとの寄せ書きが掲示されています。 

 

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 こども食堂の1周年記念の寄せ書き。
 

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 2周年の寄せ書き。
 

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 3周年の寄せ書き。
 

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 4周年の寄せ書き。
 5周年の今年度は、まだ寄せ書きは作成しておられないとのこと。
 
 
 以下は、11月の別の日に撮影した写真です。
 京都南部地区青年部主催の、地域研修活動に同行したときに撮影。
 
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 今回、こども食堂のボランティアをさせていただき、
 主任牧師の許伯基(ホ・ペッキ)牧師に、とてもお世話になりました。
 感謝申し上げます。

 また、ほかのボランティアの方々お一人おひとりに感謝します。
 日本キリスト教団兵庫教区の牧師が1名、ここのボランティアで5年目とのこと。
 この日の私も大変お世話になりました。ありがとうございます。
 

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 毎週木曜日に開催し、料理の仕込みボランティアは14:00開始とのこと。
 それ以降、来ることが出来る時間帯に来て手伝うことができるそうです。
 ボラが使うエプロン、バンダナ、ポリエチレン手袋は備え付けられています。
 私は、17:00ごろに到着でしたが、手を洗ってすぐに身を整え、
 作業に加わらせていただきました。 感謝です。 
 ホール会場は17:30〜19:30に開場します。
 
 
 
 今回、来て良かったです。
 また来ます! 
 本当にありがとうございました。