京北(きょうほく)教会ブログ──(2010年〜)

日本基督(きりすと)教団 京北(きょうほく)教会 公式ブログ

<阪神淡路大震災(1995)の追悼礼拝2017>(於 神戸栄光教会)

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震災から22年。兵庫教区主催の、

兵庫県南部地震記念の日 追悼礼拝」に出席しました。



 ──阪神淡路大震災の追悼礼拝を訪れて──

2017年1月17日(火)18:00

 於 神戸栄光教会

 主催 日本キリスト教団兵庫教区



★他に、京北教会牧師が、京都を中心に、
 各地の様々な教会などを訪れた記録の、
 「あちこち訪問記」のコーナーをホームページに作っています。
 下記のアドレスをクリックすると開きます。
      「あちこち訪問記」


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兵庫教区では、1月17日を、

兵庫県南部大地震記念の日」と呼称しています。


阪神・淡路大震災」という名前にすると、

大阪を含めた広い範囲になるので、

阪神のなかにあって、兵庫県の方々の立場で、

この日を記念する、ということかなあ、と考えました。

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   この日の会場の神戸栄光教会は、

 阪神大震災のときに全壊しました。

 それまで、毎週の礼拝に250名ほどが集われていた、

 歴史ある大きな礼拝堂が震災で崩壊しました。

 それから長い年月の祈りと奉仕により、

 新しい礼拝堂を建てられました。

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 毎年行われる追悼礼拝に、今までは、多いときで500名、

  少ないときで300名が出席してこられたと聞きました。

  今回は233名とのこと。ときの経過を思います。



 今回の追悼礼拝の呼びかけ文に、
 以下の言葉がありました。
…………………………………………………………………………………
 巡り来るその日。
 逃れたくても逃れられない悲しみ。
 いくら時が流れても、澱(おり)となって沈み来る痛み。
 できごとに向き合う歩みからつむぎだされる言葉と、
 祈りと、しらべとの中、
 そこに、そのかたわらに身を置き続けること。
 そのようなときを皆様と共にしたいと願いつつ
 礼拝をささげます。
 ご参集くださいますよう、お願いいたします。
…………………………………………………………………………………
                 (以上は案内チラシより転載)









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 説教者は京都教区の平安教会の宇野稔牧師。(向かって左側の方)
    震災当時、兵庫教区の三役として労されました。

 説教題は「あれから22年、まだ22年〜主にある希望を抱いて」。
 聖書箇所はテサロニケの信徒への手紙2の2:16〜17。

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みんなで讃美歌を歌い、祈りのことばを朗読します。





主催者に感謝して、

この日の礼拝の式次第を、以下に掲載させていただきます。


前奏 「日暮れてやみはせまり」(R.パークス)

招き 詩編62編3節

「神こそ、わたしの岩、わたしの救い、とりでの塔。

 わたしは決して動揺しない。」

うた 「来たれ全能の主」讃美歌21-352

告白 被災教区の震災5年目の宣教にあたっての告白
  
    (3月11日を心に刻みつつ)

黙祷

聖書 テサロニケの信徒への手紙2 2:16〜17

祈り (司式者)

うた フクシマ

説教 「あれから22年、まだ22年〜主にある希望を抱いて〜」

   宇野稔牧師(京都教区・平安教会牧師、元摂津三田教会牧師)

祈り (説教者)

うた 「やすかれ、わがこころよ」讃美歌21-532

献金 (奏楽 「祈り」N.レンメンス)

   兵庫県南部大地震、熊本・大分地震
  

   被災者支援などのために

    (被災者生活支援・長田センターを通じて)

祈り 「1月17日 人と自然の共存を祈る」


  神さま、私たちが自然の中で生き、
  
  生かされていることを感謝します。


  でも、自分たちも大きな自然の中の一部であって、

  その自然の中で生かされていることを
 
  すぐに忘れてしまいます。


  いつも人間だけが、

  人間の知恵や力によって生きていて、その上、

  自分たちが自然を支配しているかのように

  勘違いしてしまいます。


  あの大地震をとおして、

  自分たちが考えている以上に

  様々な支えや励ましがあったことを知り得た今、


  私たちは自然に対しても、

  支えられ、慰められ、共に生きている仲間であることを

  覚えていきたいと思います。


  決して人間が自然を支配しているものではない

  ということを覚えるために。

                        アーメン

うた 「わが行くみち」讃美歌21-463

終祷 (説教者)

後奏 「ただ神にのみ ゆだねまつる者は」(J.S.バッハ)

報告  



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 礼拝後の報告で、九州など遠方からの出席者の紹介や、

  兵庫県の被災地の現状報告などがありました。

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   礼拝修了後、帰途に就きます。

 ロビーや玄関あたりで、出席者同士で挨拶したり、
 再会を喜んだり、様々な出会いがありました
 
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 兵庫県庁の隣、大きな会堂です。

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 ライトに照らされたレンガの美しさ。

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 教会の塔の先端に、十字架があります。

 主イエス・キリストの十字架が、

 この地に建てられている意味を思い、そして、

 「あれから22年、まだ22年」という説教題を思い起こします。


 今回、初めてこの追悼礼拝に出席できたことを感謝し、

 礼拝を準備された兵庫教区の皆様、また、
 
 会場の神戸栄光教会の皆様に、感謝申し上げます。


 ありがとうございました。