京北教会ブログ──書庫(2010.8〜2019.7)

日本基督(きりすと)教団 京北(きょうほく)教会 公式ブログ (保存資料)

バザールカフェ創立20周年記念「フィエスタ」を訪れて(2018)

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上写真:バザールカフェ(建物名:クラッパードイン)北側外観。

   バザールカフェ創立20周年記念
  「フィエスタ」を訪れて
(2018)

2018年 12月 8日(土) 11:30〜16:00

於 バザールカフェ
(京都市上京区「烏丸今出川」交差点近く)

「フィエスタ」とは「祝祭」という意味です。(スペインの言葉から)
今回は特に、バザールカフェの創立20周年の記念として、
「バザール フィエスタ」を行いました。


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上写真:バザールカフェ(建物名:クラッパードイン)南側外観。
元々はアメリカの教会の宣教師住居。築後90年程度と推定されています。

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 バザールカフェは、烏丸今出川交差点から近い場所にあります。
 地下鉄「今出川」駅、そして同志社大学のすぐ近くです。


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今回の「バザール フィエスタ」では、
バザールカフェの広い庭を開放して、様々な国・地域の料理の出店や、
各種の地域活動に携わる団体の物品販売、また、
屋内でのミニコンサート、
そして創立20周年の記念式を行いました。

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バザールカフェにふだん親しんでいる人たちや、
初めての方など、たくさんの方々が来てくださいました。
ありがとうございました。




<バザールカフェのご紹介>

バザールカフェは、
社会的少数者支援などの多様な活動を行う、
コミュニティ・カフェです。

日常活動の柱は、
国際色豊かなメニューを提供する喫茶店です。

そのほかに、様々な団体との共働や貸室など、
市民活動と協力しています。

バザールカフェは1998年に開業しました。
故榎本てる子牧師と宣教師など様々な教会関係者、
そして芸術家・教員・HIV人権活動家など様々な市民の、
相互の協力により創立(開業)され、今年で20周年を迎えました。
今回のフィエスタはその記念を含めて行いました。


★バザールカフェのホームページ★
http://www.bazaarcafe.org/

(以下、参考)
★バザールカフェを紹介するブログ★
「ご紹介──ふだんのバザールカフェを訪れて」




 今回のブログ記事はバザールカフェの公式発信ではなく、京都教区の働きとしてバザールカフェに関わる、京北教会の牧師個人によるバザールカフェ紹介です。そして、今回ブログへの写真記事掲載について、バザールカフェ運営委員長のマーサ・メンセンディークさんとバザールカフェのスタッフの閲覧を経て、掲載の承諾を快くいただきました。感謝申し上げます。


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バザールカフェと庭への、この日の入口です。

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筆者は13:00ごろ到着しました。来場者が多く、人で一杯でした。

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冬とはいえ、それほど寒くない、
ちょうどいい気候の日となりました。

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上写真:ネパールの「チャイ」(ミルクで煮出した紅茶)出店

温かい食べ物・飲み物が美味しくて、
冬に行う「祝祭」もいいものだと思いました。



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上の写真は「フィエスタ」の出店の食べ物など。

上左─フィリピンの「ルンピア」(春巻) 上中─中国雲南省の春雨スープ団子 
上右─中国の鶏飯 中左─ロシアのボルシチ 中右─ロシアのピロシキ
下左─デンマークホットワイン 
下中─デンマークのナッツタルトとリンゴ型ケーキ 
下右─デンマークの方の出店

このほかに「焼き芋」も食べましたが、写真は撮らず。
カレーは売り切れでした。

美味しい食べ物・飲み物をたくさん用意してくださり、
みなさま、ありがとうございました!

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この日の14:00〜、

バザールカフェ創立20周年の感謝式が開催されました。


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このとき、バザールカフェの店内は、
30〜40名近く?入ってぎっしりでした。

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バザールカフェに関わりを持つ様々な方々が集いました。
アメリカからのお客様も。

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まず最初。
最近取材に来られた、NHK番組「おはよう関西」による、
バザールカフェ紹介(4分程度)の録画上映。
制作ディレクターは、自らバザールカフェで働き、
ここの雰囲気、実感が伝わるようにと努力され、
心をこめて制作してくださいました。
上映終了後、大きな拍手で感謝しました。とても素晴らしい紹介でした。
出演した店のスタッフなど、どの人も自然体の姿が良かった!

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続いて、バザールカフェ運営委員長からの感謝のあいさつ。
バザールカフェの創立以前、創立、そしてこの20年を振り返り、
ここに関わってくださったすべての人への感謝を述べられました。

そのあと、創設者の一人の故榎本てる子牧師、
またすべての関係者に感謝する時間として、
「黙祷」を1分間行いました。
そのとき、最近天に召された、バザールカフェに集っていた、
一人の大切な仲間のことも、合わせて追悼しました。



バザールカフェの創設者の一人、
故 榎本てる子さん(元関西学院大学神学部教員・牧師)が、
1998年の創設時をふりかえって記した、
2008年の文章を下にリンクします。
アドレスをクリックすると読めますので、
ぜひお読みください!

「みんなで作ったバザールカフェ」(2008)(PDF公開)
https://www.kwansei.ac.jp/s_theology/attached/0000122999.pdf








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そのあと、アメリカ合同教会(UCC)から来日された、
CGMBのモース代表からスピーチをいただきました。

CGMBとは「共同世界宣教局」という意味で、
アメリカの教会が世界各地の人々とつながって、
自由、平和、社会正義の実現のために活動する団体です。
いわゆる、キリスト教の「布教」ではなく、
宗教や民族を問わず社会において活動することが目的です。
バザールカフェが活動する土地・建物(建物名:クラッパードイン)は、
CGMBが所有して日本キリスト教団京都教区が貸与を受けています。
この20年間、CGMBからご協力いただいたことに、心から感謝申し上げます。


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そして、日本キリスト教団京都教区の議長から、
20周年記念のスピーチをいただきました。
京都教区では、アジア宣教活動委員会、
そして京都教区センター運営小委員会が関わって、
バザールカフェを支える様々な協力をしています。


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このあと、バザールカフェのスタッフと協力者による、
20周年の感謝の気持ちを表す「寸劇」が披露されました。
短い準備期間に、楽しく心あたたまる劇をしていただき、
見る人は笑って楽しいひとときを過ごしました。
出演者、制作者のみなさまに感謝!

このあと、ミニライブがあって、記念式は終了しました。
どの方々も、素晴らしい内容の、
「バザールカフェへの気持ち」を表していただき、
ありがとうございました!




(以下、ちょっとした解説です)

バザールカフェの運営主体は、
日本キリスト教団京都教区と市民有志が共働する、
バザールカフェ運営委員会です。

バザールカフェの建物名は「クラッパードイン」といい、
元はアメリカ合同教会(UCC)の宣教師のための住居でした。

現在も、UCCとディサイプルズの共同宣教局である、
「CGMB」(
CommonGlobal Ministries Board)が土地建物を所有し、
日本キリスト教団京都教区が貸与を受けて活用しています。
その中心が、バザールカフェです。
今回、このときにアメリカのCGMBから3人の代表が来京され、
確かな連帯のご挨拶をいただいたことは、とても幸いなことです。

アメリカのCGMB、日本キリスト教団京都教区、
そしてバザールカフェの三者が、
ともに力を合わせて、故榎本てる子牧師が掲げた、
「ブレンディング・コミュニティ」
(多様な人々がブレンドしあって共に生きる共同体)、
そのために働いています。



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このフィエスタの前日の金曜日18:00〜19:30、
アメリカのCGMBの代表3名と、
日本キリスト教団京都教区・バザールカフェ運営委員会との、
相互の協力を確認する「協議会」が、
バザールカフェを会場にして行われ、
とても充実した会となりました。
CGMB、そして皆様の熱意と祈りに感謝申し上げます。

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上左─協議会の開始 上中─京都教区議長の歓迎挨拶 上右─CGMB代表の挨拶
中左─充実した協議会 中中─日本側からの歓迎プレゼント 中右─会後の夕食
下左─記念写真 下中─解散間際 下右─お見送り


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そして翌日のフィエスタにも、
CGMBの3人が参加してくださいました。
本当にありがとうございました!
深く感謝して、以上の写真を掲載させていただきます。



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フィエスタでの20周年記念式の終了後も、
外の出店がずっと賑わっていました。

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物品販売のコーナーもにぎやかです。
上写真の右側にある木造の建物は、
「カレン・ハウス」と言います。
日本キリスト教団京都教区が建てました。

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上写真の後方が、カレン・ハウス。
ここで長らく「カレンの店」といって、
タイのカレン族など山地に住む少数民族の女性たちの、
手作りの布製品などの販売がなされ、そして、
その売上げを現地の学校教育などのために活用してこられました。

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「カレン・ハウス」は、タイの様式で建てた木製建造物です。

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この日も、タイで造られた、手作り布製品をはじめ、
残り少なくなった、貴重な在庫が並べられました。

実は、今日──このフィエスタの日が、
「カレンの店」の最終営業なのです。

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いままで「カレンの店」をここで開いて、
タイの山岳部の少数民族の女性の生活自立や子どもの教育のため、
現地と交流する活動を、
日本キリスト教団京都教区のアジア宣教活動委員会内の、
タイ・プロジェクトが行ってきました。

そして今回、今までの活動の意義を確認し、
諸般の情勢の変化を見すえて活動を整理し、
2018年で区切りをつけて、いったん終了することになりました。

いままで、現地の方々の手作りの美しい布製品など、
素晴らしい製品を販売し、現地との交流を積み重ねてこられた、
そのお働きに心から感謝申し上げます。


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筆者が購入、またはいただいた「カレンの店」の品々です。
どれもが、カレン族、ラフ族など、タイの山岳に住む、
少数民族の女性たちが、染色・縫製など手作りで製作された、
貴重な品です。

上左─厚手の布のカバン(下半分を折りたたんだ状態) 上中─象の模様の飾り布
上右─壁掛け 下左─肩掛けカバン 下右─コースター(一つひとつ大きさが違う)

    (上左と上中は筆者が購入しました。下左は閉店記念にといただきました。
    なんだか、もっとたくさん買っておけば良かったと、今にして思います…)

 上右の壁掛けは、筆者の京北教会牧師就任式のときにいただきました。
 御礼申し上げます。ハガキ入れなどに使っています。
 タイのラフ族の女性の製作とのこと。

 この製品の2008年当時の「添え書き」を以下に採録させていただきます。
 (一部省略。内容は当時のもので現在は活動を終了しています)


タイ プロジェクトのご案内

 タイ北部の山岳少数民族のひとつ、カレン族の女性たちの自立のために、カレンの伝統的な草木染め、じばた織り布とそれによる手工芸品を、購入し販売しています。
 他のタイ少数民族、ラフ、リス、アカ、モン〔注・各民族の名〕などの手工芸品や、他のアジアの国々のカード、フェアトレード有機栽培のコーヒー・紅茶も協力販売しています。
 売上げ金の一部は、京都教区と交流のあるタイ・キリスト教会第10教区の山岳民族の学校の子どもたちの奨学金として捧げています。

 京都のクラッパードイン教区センター(バザールカフェ)の庭にある小さなかわいいお店「カレンハウス」で、毎週金・土曜日(11時半〜15時半)に販売しています。また、バザー・イベントなどに出張販売もしています。

 日本キリスト教団京都教区 アジア宣教活動委員会 タイプロジェクト
                         「カレンハウス」 


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この日の、店じまい直前の撮影。
この建物の木の扉、ユニークな構造で、うまくできていますね!

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お店の最後のとき、タイの現地での懐かしい写真を見ながら、
メンバーの方々が思い出を語り合っておられました。



以上のタイ・プロジェクトに関する写真記事につき、
同プロジェクトの委員にご覧いただき、掲載の了解をいただきました。
感謝申し上げます。


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さて、終了時刻の16:00が近づき、片付けに入ります。
終了後、出店を、どんどん片付けていきます。

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片付けが終わりに近づき、
仕事を終えた若い方々はサッカーで遊ぶ人も。(若い……)

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庭に置かれた、大木を切ったあとの木材。イスのようです。

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庭の隅にあった大きな杉の木。最近枯れて伐採されました。
(上写真は2枚の写真の合成)

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今はこんなふうになって置かれています。

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その一つを見て、年輪の数をかぞえてみました。
写真に出ていない細かい薄い年輪も見て、
筆者が数えた年輪の数は「74」でした。
これって、実際の年数と合っていますか?

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上写真のテラスの木製構造物は、傷みが大きく、
今度修理する予定になっています。

いままで20年間、バザールカフェは、職人・芸術家など様々な、
市民の方々の、
ボランティアによる「手作り」「奉仕作業」に負ってきました。

そうした市民有志の方々のお働きと手をつないで、
アメリカのCGMB、
そして日本キリスト教団京都教区が、
建物の維持のために協力してきました。

この建物(建物名:クラッパードイン)の正確な建築年代は不明ですが、
90年程度ではないかと考えられていると聞きました。

長い間、様々な人の支え、そして、祈りによって、
この場所、この建物は、今日に至っています。


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本当にここは、多くの人にとっての、
いま大切な「居場所」です。


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今回来日された、アメリカのCGMBの代表から、
上写真のパネルをいただきました。
これは、CGMBの姿勢を表しており、同時に、
バザールカフェの活動と響き合う内容が記されています。
本当にありがとうございます!

バザールカフェ創設者の一人である、
故榎本てる子牧師の写真の横に、このパネルを置きました。
(CGMBの方々は1年前来日の際、病床の榎本牧師とお会いされました)

CGMBの方々は、バザールカフェの活動に大変共感され、
それゆえにバザールカフェの活動を継続できるように、
様々なご配慮、ご支援をしてくださっています。


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バザールカフェの庭への入口付近の、お隣のお家の壁のツタが、
とても美しかったので撮影させていただきました。御礼申し上げます。

平素よりバザールカフェの活動をご理解いただく、
地域住民の皆様に深く感謝いたします。


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さあ、夕方のひこうき雲を見たあと、帰りましょうか。


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不思議な形で、枝を伸ばし続けて、
たくさんの年輪を刻んできた、一本の木。
自然の木にも、いつか役割を終えるときが来ます。

けれども、わたしたちの「祈り」はどうでしょう?。

人から人へと、祈りつがれていくことで、
それは、神様へと届け続ける言葉として、
役割に終わりが来ることはない──のではありませんか?


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多様な人が、ともに生きたいと思っています。
その「祈り」は終わることがないはず。








「見よ、きょうだいが共に座っている。
なんという恵み、なんという喜び。」
聖書 詩編133編









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バザールカフェ創立20周年。

様々な個性と平凡さを共に持って、
ここに関わる、みんなの20周年。
おめでとうございます。

たとえ疲れることがあっても、
また、落ち葉を踏んで、歩み出して行きましょう。