京北(きょうほく)教会ブログ──(2010年〜)

日本基督(きりすと)教団 京北(きょうほく)教会 公式ブログ

<地区「新年合同讃美礼拝」2019を訪れて>(於 同志社教会)

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日本キリスト教団 京都教区 京都南部地区
─「新年合同讃美礼拝」を訪れて─
2019年 1月1日(火)
14:00〜15:00
同志社女子部 栄光館 
ファウラーチャペル
参加者 約220名

(注・「同志社女子部」とは、同志社女子大学・中学・高校を合わせた正式表記です)

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栄光館。
 
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上記地図は京都教区HPより。ご提供に感謝!



今回ブログへの「新年合同讃美礼拝」写真記事掲載につき、
主催者の京都南部地区長から快くご了解をいただきました。
感謝申し上げます。
なお、今回ブログへの礼拝式文や歴史解説などは、
当日の「式次第」から転載させていただいています。
御礼申し上げます。


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学内駐車場は使えません。間違えて車で来られた方に、
担当者がそのことをお伝えしています。
元旦から奉仕される、京都南部地区のスタッフの皆様に感謝いたします。

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礼拝前の時刻、よく晴れて良かったです。
 
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寒いのですが、日が照ると温かみも感じました。

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栄光館の元来の名称表記は「榮光館」のようです。



 (以下、式次第掲載の歴史記述)

 京都南部地区の「新年合同讃美礼拝」「新年合同祈祷会」の源流は、1846年ロンドンで結成された超教派「万国福音同盟」が提唱した、新年第一週の「初週祈祷会」にあります。

 この祈祷会は日本で1860年から宣教師が実施して、1872年には横浜公会発足の契機となる重要な役割を担い、1893年東京での「第3回全国基督教徒大親睦会」を契機に全国の教会に広く普及しました。

 京都では1890年代から超教派の連合で熱心に毎年開催し、戦時期の休止を経て1949年頃から当地区(当時の名称は京都市内地区)が継承し毎年続けています(新年第2週開催につき2011年改名)。

 「新年合同讃美礼拝」は、上記の流れをもとに、京都での1890年代よりの各教派内外での合同新年礼拝を教団合同を経て当地区が継承したものです。

 共に19世紀以来の世界各地における、教派・教会を超えての主にある協力の祈りを源流として継承していることを皆で共に憶えたく思います。
      (以上、「地区報」2002年度第3号の府上征三教師寄稿に基づく)


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今回の礼拝説教者は、原誠牧師(同志社大学神学部教授)。
説教題は「わたしたちの希望と栄光」。



2019年1月1日(火)14:00
日本キリスト教団京都教区 京都南部地区主催

新年合同讃美礼拝 式次第

                 司式者 髙田 太   (同志社教会)
                 説教者 原 誠    (同志社大学神学部)
                 奏楽者 森下瑞穂 (洛陽教会)

1 前奏「喜びは主のうちに」BWV 615 J.S.Bach
2 招詞 詩編65:6〜9
3 讃美「古いものはみな」讃美歌 第2編 152
4 主の祈り (讃美歌21 93-5 B)(日本キリスト教協議会統一訳)
5 詩編交読 詩編54 3〜9節
6 聖書 エフェソの信徒への手紙 1章 15〜23節
7 讃美「み神のたまいし」 讃美歌 440
8 祈祷
9 讃美奉唱「あめなるよろこび」讃美歌21-475 地区 新年合同聖歌隊
                 聖歌隊指揮者 澁谷昭彦(平安教会)
10 説教 「わたしたちの希望と栄光」
11 祈祷
12 讃美「新しい年を迎えて」讃美歌21-368
13 献金
14 献金感謝 讃美歌21-278(4節)
15 報告 京都南部地区長 俣田浩一(西陣教会)
16 頌栄 「天のみ民も」讃美歌21-29
17 派遣と祝福
18 後奏「たたえられますように、イエス・キリストよ」BWV 604 J.S.Bach
 


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開始時刻が近づき、参加者がだんだん増えてきました。

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礼拝開始。讃美歌を歌います。
 
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歌っている間にも、どんどん人が増えていきました。

最終的には220人程度となり、
用意したプログラムが足りなくなり、
急遽コピーされたとのこと。



       祈 祷 (主催者による式文)

(はじめに讃美歌「キリエ・エレイソン」)

司式者「天地創造の神様、いま私たちのために『独り子イエス』を与えてくださり、ありがとうございます。そして、私たち京都南部地区の伝道所と教会がここにつどい、御前に感謝と祈りをささげようとしています。すべてを御手に納めてくださいますように。」
 創世記1章1〜3節
「初めに神は天地を創造された。地は混沌であって、闇が深遠のおもてにあり、神の霊が水のおもてを動いていた。神は言われた。『光あれ。』」

一 同 「神様、あなたの言(ことば)によって創造されたこの世界、あなたの言の光によって私たちが照らされ、豊かに育まれますように。」

司式者
 詩編119編「あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。御顔をわたしに向け、憐れんでください。あなたの道に従って命を得ることができますように。神に逆らう者の縄がわたしをからめとろうとしますが、わたしはあなたの律法を決して忘れません。夜半に起きてあなたの正しい裁きに感謝をささげます。あなたを畏(おそ)れる人、あなたの命令を守る人の友となります。」

一 同「この世界が、神のみこころに従い、戦いをやめ、平和が来ますように。すべての人に、食べるもの、着るもの、安心して眠れる場所を与えてください。わたしたちも与えられているものを大切にいたします。」

司式者「この一年、どんな時も神様から離れることがありませんように。神様はすべてを益に変えてくださる方、恵みの御手にゆだねます。」

<一同・司式者ともに>
「神様、みこころによって、京都南部地区の諸教会・伝道所をはじめ、すべての集いと宣教のわざが祝福されて、用いられますように。一人ひとりが主に仕え神を愛し、隣人と共に歩む一年となりますように。これらの祈りを2019年の初めの日に、我らの主イエス・キリストの御名によっておささげいたします。アーメン。」

         ──しばらく黙祷をささげましょう──


(最後にもう一度、讃美歌「キリエ・エレイソン」)



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今年の説教者、原誠牧師はこの3月末に、
同志社大学神学部を退官されます。

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説教の聖書箇所 (新共同訳聖書)
エフェソの信徒への手紙 1章 15〜23節

こういうわけで、わたしも、
あなたがたが主イエスを信じ、
すべての聖なる者たちを愛していることを聞き、
祈りのたびに、
あなたがたのことを思い起こし、
絶えず感謝しています。

どうか、わたしたちの主イエス・キリストの神、
栄光の源である御父が、
あなた方に知恵と啓示との霊を与え、
神を深く知ることができるようにし、
心の目を開いてくださるように。

そして、神の招きによって
どのような希望が与えられているか、
聖なる者たちの受け継ぐものが
どれほど豊かな栄光に輝いているか
悟らせてくださるように。

また、私たち信仰者に対して
絶大な働きをなさる神の力が、
どれほど大きなものであるか、
悟らせてくださるように。

神は、この力をキリストに働かせて、
キリストを死者の中から復活させ、
天においてご自分の座の右に着かせ、
すべての支配、権威、勢力、主権の上に置き、
今の世ばかりでなく、
来たるべき世にも唱えられる
あらゆる名の上に置かれました。

神はまた、
すべてのものをキリストの足もとに従わせ、
キリストをすべてのものの上にあるかしらとして
教会にお与えになりました。
教会はキリストの体であり、
すべてにおいてすべてを満たしている方の
満ちておられる場です。



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力のこもった説教をありがとうございました!
キリスト教史研究者として、
アジア、特にラオスの教会をレポートされたときの話を中心に、
主イエス・キリストの福音をお話されました。

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若い方々、子どもを連れた家族の方々も多く来られました。

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壇の下に立った、主催者の地区長から報告を受けます。
地区・教区の活動への、皆様のご協力への感謝を話されました。

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礼拝後、ロビー。すごい人の数で賑わいます。
地区の皆様によるお菓子のご用意と、
同志社教会の皆様による、
コーヒーなどのご用意に感謝です。

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皆様が帰られて、礼拝堂はからっぽになりました。

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帰るころに、空が曇ってきました。
また寒くなりますか?

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「わたしたちの希望と栄光」……
それは主イエス・キリストの福音です。
福音とは「良き知らせ」という意味です。

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栄光館。
同志社教会は、ここで毎週日曜日の礼拝をしています。

(学校行事の関係で学内の別ホールで礼拝することもあります)
主イエス・キリストの福音を、毎週、宣べ伝えています。

 
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この1600席のどこかに座って、
「良き知らせ」に耳を傾けてみましょう。

2019年、どなたも神様に導かれて平安でありますように……。